最先端のドローン空撮3D測量技術
弊社では2016年1月よりドローン空撮3D測量の技術研究開発を進めると共に、全国各地での数々の業務実績を重ねながら、世界に誇る最先端のドローン空撮3D測量技術を確立してきました。
・高度解析や3Dトレース技術による高クオリティで低ファイルサイズの3Dモデル
・独自の画像解析技術によるトータルステーションと同等程度の精度(誤差数mm)
・成果目的や要求精度に最も適したドローン飛行・撮影技術
(株)オカベメンテでの業務作業の流れ
ドローンによる地形測量
国土交通省が推進するBIM/CIMやi-Constructionに対応するため、(株)オカベメンテではドローン空撮写真の高度解析や3Dトレース技術によりモデリングした、高クオリティで低ファイルサイズの3Dモデルや、2D平面図・断面図の作成業務を実施しています。(従来測量技術に比べ数倍の作業効率と成果の幅広い利活用・高い品質)
ドローン空撮による3Dモデル事例
- 牧港高架橋現況3Dモデル
- 中城城址3Dモデル
- 阿蘇大橋震災後3Dモデル
- 海食崖3Dモデル
災害土砂崩れ現場での地形測量事例
- ドローン空撮写真
- 縦横断面図
- 土砂崩れ現場3Dモデル
- 縦横断面位置
立入困難な断崖絶壁現場における平面図作成事例
- 断崖絶壁3Dモデル
- 等高線入り3Dモデル
- 上空からの平行投影
- エッジのみ表示で平面図に
ドローンによる座標確認測量
SfMソフト解析での精度の差(一般的解析方法と弊社独自の解析方法)
解析実験場でドローン空撮した写真のSfMソフト(PhotoScan)解析において、一般的な解析方法では標定点の平均誤差が0.025mとなりましたが、弊社独自の解析方法では標定点平均誤差は0.001mとトータルステーションと同等程度の誤差であることが確認されました。
- 一般的な解析結果(標定点誤差=0.025m)
- 弊社独自の解析結果(標定点誤差=0.001m)
ドローン空撮事例(座標確認測量)
沖縄都市モノレール延伸工事や橋梁架設工事において、ドローン空撮写真による橋脚の支承座標・径間距離等の確認測量を実施しました。(従来のような足場工や高所での危険な測量作業を回避)
- モノレール橋脚
- モノレール駅舎部
精度確認測量成果事例
ドローンによる精度確認測量の結果、支承の座標値や支承間距離・径間距離共に誤差が規格値以内であることが確認されました。(標定点誤差は3mm)
- 沖縄都市モノレール橋脚支承・ポイント位置
- PhotoScanによる画像解析
- 座標誤差の確認
- 支承間距離・径間距離の確認
高精度ドローン測量による鮮明なオルソ画像
精度が高いドローン測量の結果、PhotoScan解析での「数百にも及ぶ写真のドローンカメラ位置のずれ」が非常に少なく、極めて鮮明なオルソ画像のエクスポートに成功しました。(高精度の平面図作成が可能)
- 極めて鮮明なオルソ画像
標定点測量
ドローン空撮3D測量の精度を左右する標定点については多くの業務経験を基に、現場条件に応じた最適な標定点ピッチと配置計画を立て、スキャニングトータルステーションや軽量トータルステーション・デジタルレベル及びGNSS測量システム等を活用して、高精度の標定点測量を実施しています。
- スキャニングトータルステーション
- 軽量トータルステーション
- デジタルレベル
- GNSS測量システム
ドローン空撮による津波石・海食崖解析(研究開発)
琉球大学との共同研究として、糸満市のカサカンジャーと呼ばれる津波石や海食崖をドローン空撮した写真から、SfMソフト(PhotoScan)によって3Dモデル化した後、3Dデザインソフト(SketchUp)で断面処理して形状確認を行いました。今後これらのデータは、沖縄での過去の津波研究に繋げていきます。
(複雑な形状地形においては3Dスキャナよりドローン空撮の方が高い作業効率)
- 津波石・海食崖付近の3Dモデル
- 津波石・海食崖付近の断面図
無人航空機(UAV)を用いた公共測量
国土地理院では、無人航空機(UAV:通称ドローン)を測量で使用できるように、「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」を作成し、2016年3月30日に公表、2017年 3月31日に改正しました。
災害時協力協定
那覇市役所と「災害時における無人航空機による災害応急対策活動(撮影・画像解析等)に関する協定書」を締結し、災害時において無人航空機(ドローン)による災害の状況把握(撮影及び画像解析等)と報告を実施することになっています。
(H28.11.28締結)
ドローン空撮アルバム